10/25のプレスデーから始まった東京モーターショー2017でカワサキがNinja250/400をフルモデルチェンジすることを発表した!Ninja250は筆者も所有しており、非常に気になったので現行モデルとの違いをまとめておく。
現行モデルのNinja250は3代目。2013年に現行モデルへとフルモデルチェンジされ、それまではNinja250Rだったのに対してNinja250へと名前も変わった。5年ぶりの変更というわけである。
デザイン
見た目の違いは以下の通り(横アングルは400のものだが、ミラーとマフラーの長さ以外はデザインにほぼ違いはない)。
2018年モデル
2017年モデル(KRT Edition)
2018年モデル
2017年モデル(KRT Edition)
2018年モデル
2017年モデル(KRT Edition)
見た目、少しやせたように見える。今回の一番の変化点はエンジンの性能アップと軽量化という点らしいので、見た目にもその違いがうかがえる。
個人的には現行モデルのデザインの方が好みだったな。
Spec
主なスペックを比較すると以下のよう。
※スマホの場合は画面を横にすると見やすくなる
2018年モデル | 2013年モデル | ||
車名(通称名) | Ninja 250 | Ninja 250 | |
型式 | 2BK-EX250P | JBK-EX250L | |
全長×全幅×全高 | 1,990mm×710mm×1,125mm | 2,020mm×715mm×1,110mm | |
軸間距離 | 1,370mm | 1,410mm | |
最低地上高 | 145mm | 140mm | |
シート高 | 795mm | 785mm | |
キャスター/トレール | 24.3°/ 90mm | 26°/ 82mm | |
エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク並列2気筒 / DOHC4バルブ |
水冷4ストローク並列2気筒 / DOHC4バルブ |
|
総排気量 | 248cm³ | 248cm3 | |
内径×行程/圧縮比 | 62.0mm×41.2mm / 11.6:1 | 62.0mm×41.2mm / 11.3:1 | |
最高出力 | 27kW(37PS)/12,500rpm | 23kW(31PS)/11,000rpm | |
最大トルク | 23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm | 21N・m(2.1kgf・m)/8,500rpm | |
始動方式 | セルフスターター | セルフスターター | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | 電子進角式トランジスタ | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | ウエットサンプ | |
エンジンオイル容量 | 2.0 L | 2.4 L | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | フューエルインジェクション | |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン | 常噛6段リターン | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | 湿式多板 | |
ギヤ・レシオ | 1速 | 2.769(36/13) | 2.600(39/15) |
2速 | 1.894(36/19) | 1.789(34/19) | |
3速 | 1.500(33/22) | 1.409(31/22) | |
4速 | 1.240(31/25) | 1.136(25/22) | |
5速 | 1.074(29/27) | 1.000(27/27) | |
6速 | 0.960(24/25) | 0.892(25/28) | |
一次減速比/二次減速比 | 3.068(89/29) / 2.857(40/14) | 3.086(71/23) / 3.142(44/14) | |
フレーム形式 | トレリス | ダイヤモンド | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック(インナーチューブ径41mm) | テレスコピック(インナーチューブ径37mm) |
後 | スイングアーム | スイングアーム(ユニ・トラック) | |
ホイールトラベル | 前 | 120mm | 120mm |
後 | 130mm | 134mm | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-17M/C (54H) | 110/70-17 M/C 54S |
後 | 140/70-17M/C (66H) | 140/70-17 M/C 66S | |
ホイールサイズ | 前 | 17M/C×MT3.00 | 17 M/C×MT2.75 |
後 | 17M/C×MT4.00 | 17 M/C×MT4.00 | |
ブレーキ形式 | 前 | シングルディスク310mm(外径) | シングルディスク 290mm(外径) |
後 | シングルディスク220mm(外径) | シングルディスク 220mm(外径) | |
ステアリングアングル(左/右) | 35°/ 35° | 35°/ 35° | |
車両重量 | 166kg | 172kg | |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン | |
燃料タンク容量 | 14 L | 17 L | |
乗車定員 | 2名 | 2名 | |
燃料消費率(km/L)※1 |
37.0km/L(国土交通省届出値: |
40.0km/L(国土交通省届出値: 60km/h・定地燃費値、2名乗車時) |
|
26.2㎞/L (WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時) |
25.7㎞/L (WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時) |
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最小回転半径 | 2.5m | 2.4m | |
メーカー希望小売価格 |
Ninja 250(キャンディプラズマブルー) 629,640円 (本体価格583,000円、消費税46,640円) |
Ninja 250 538,125円 (本体価格512,500円、消費税25,625円) |
|
生産国 | タイ王国 | タイ王国 |
全長が短くなっており、重量も軽くなっている。
エンジンの出力性能は馬力、トルク共に上がっているが最大出力時の回転数も高くなっている。エンジン自体の特性を高回転よりにしたということだろう。この違いでどこまで乗り心地が変わってくるか気になるところだ。
それにしても167kgはなかなか軽い。マフラーやホイールを交換すれば150kg切るのではないだろうか。
少し残念なのはタンクの容量が減っている点。軽量化に伴って、燃費も改善しているのだろうか。
もう一つ、非常にうれしいのはヘッドライト。現行のNinja250は右目がロー、左目がハイビームのH7バルブを使用している。新型の方はロー2つ、ハイ2つのLEDとなっている模様。
やはり片目ずつだと部分的に暗い場所が出てしまうので、夜間に走る場合はかなりうれしい変化点。
発売日と価格
日本での発売は2018年の2月1日。同様にフルモデルチェンジとなるNinja400と同時発売である。
価格も発表になったが、旧モデルよりも高い。
旧モデル538,125円 に対して、2018モデルは629,640円。カラーリング違いによって2万円程度高いものもある。
ほとんど同額になると思っていたのだが、9万円も高いという結果。この辺りはHondaのCBR250RRを意識したのかもしれない。
※3月初旬に実際に試乗してきた!こちらの記事でインプレを書いているので参考にしてほしい