【試乗インプレ】新型Ninja250/400 2018に乗ってきた!旧モデルとの違いをレビュー

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Kawasakiが販売している人気スーパースポーツ「Ninja250」と「Ninja400」が2018年にフルモデルチェンジした。筆者は前モデルのNinja250 2013年仕様に乗っているため、どのような変更か気になっていたのだが、先日実際に試乗してこれたのでレビューを書いておく。

1.Ninja250/400 2018モデル

Ninja250/400は低排気量のスーパースポーツバイクとして、長年人気となっているシリーズ。2018年のモデルは5年ぶりのフルモデルチェンジとなると発表されたのは、2017年10月に開催された東京モーターショーでのことである。

旧モデルとの簡単なSpec比較はこちらの記事に記載したが、2018年2月に実機が発売された。

発売から1ヶ月も過ぎてしまったのだが、ようやく試乗する機会があったので実際に乗って旧モデルとの違いを体感してくることができた。

2.外観

まずは外観のデザインに関してだが、Ninja 200と400でほとんど違いはない。エンジンの大きさはもちろん違うのだが、それに伴ってマフラーのサイズなども多少違うかというと、外観ではほとんどわからない。


Ninja250 2018


Ninja400 2018

大きな違いはタイヤくらいだろうか。250ではダンロップのバイアスタイヤ「GT-601」を装備しているのだが、400はダンロップのラジアルタイヤ「GPR-300」が使用されている。性能面でも差が出てくるはずである。(確かミラーのロッド長も違ったはずなのだが、あまり良くわからなかった)

アングルが違って申し訳ないが下記の上が250のタイヤ、下が400のタイヤである。400のほうが溝が短く浅い。


Ninja250 2018リアタイヤ


Ninja400 リアタイヤ

今回250と400両方に乗ったのだが、筆者が所持しているのは旧モデルの250なので、メインで試したのは250のほう。カラーリングはパッションレッドタイプのモデルだった。

デザインもかなり変わっているのだが、目が大きくなり上部がとがったような顔が特徴的。

3.スタイル 足つき

またがってみてまず感じたのは「上体がかなり立つようになっている」という点。旧モデルでも、スーパースポーツにしてはかなり姿勢が楽だったのだが、2018モデルでは250も400もさらに上体が起き上がる位置に来ている。

ハンドル位置もそれに合わせて、シートよりの少しだけ高い位置に来ているというのが横からの画像でもわかる。

 
2018年モデル


2013年モデル

街乗りでは無理のない姿勢になる一方で、スーパースポーツならではのグッと伏せたスタイルというのが出しづらくなっているなと感じた。

また、足つきに関しては、ほとんど変わらないか、2018モデルのほうが気持ち高いかなーという印象。もともとNinjaは足つき性がかなり良いモデルなのでこのあたりは特に問題にならないだろう。筆者は身長175cmだが、両足がベタっとつくレベル。

また、ミラーが変わっている点も意外と大きい。旧モデルのミラーより支柱が長く、外側へせり出るようになっているため、見やすくなっている。旧モデルは本当におまけ程度についていただけなので、実際に乗るときには役立つ変更だろう。

ハンドルまわりはハンドルバーの角度や形状以外、旧モデルと似ている点が多い。おそらくハンドルグリップ、スイッチ類、バーエンド、レバーは旧モデルと共通部品。

4.乗ってみて体感した点

4-1.Ninja250 2018

キーを差し込んで回すと、デジタルのメーターが表示される。メーターはコンパクトなユニットに良く収まっているという印象を受ける。現在のギアが液晶部分に表示されるのはかなり便利である。

実際にエンジンをかけてみると250のほうは本当に静かで、一瞬かかっていないのではないかと思うほど。もともとの旧モデルもなかなか静かなモデルだったのだが、2018のほうが明らかに静音性が上がっているように思う。

個人的にはあまり静かだとクラッチ操作などがやりづらいので好きではないのだが。。。

そして一番気になる走行性能に関して。

まず、走り出しに関してだが、1速でのトルクが旧モデルより明らかに小さくなっている。もちろん半クラッチの位置やちょうどよい回転数というのが変わっているので、慣れていないという部分もあるのだが、それにしても旧モデルと同じ感覚で操作するとうまく初速が出せなかった。

帰宅してから改めてスペックを確認すると、1速のギアレシオは

 2013年モデル 2.600(39/15)
 2018年モデル 2.769(36/13)

と上がっている。しかし、よく見ると1次/2次の減速比が

 2013年モデル 3.086(71/23)/3.142(44/14)
 2018年モデル 3.068(89/29)/2.857(40/14)

と、どちらも下がっている!原因はこれだろう。

詳しくない方のために説明すると、これらの値はそれぞれの箇所における歯車の歯数の違いと減速比を表す。例えば減速比が3.0の場合、エンジンが9000回転するとその先のミッションなどが3000回転するということを表す。

つまり、これらの値が大きいほどトルクが大きくなり加速感が上がるが、各回転数での速度は出なくなる。今回のNinja250は減速比が下がっているため、走り出し時のトルクは旧モデルほど出ない模様。

ただし、速度が出てからの走りは非常に軽快で加速、減速共に扱いやすくなっている。このあたりはエンジンの性能向上の影響も大きいのだろう。特に2速、3速の加速感が良い。

トランスミッションを変えた時の動きも非常に滑らかで、マニュアルとは思えないほど上品な走りだなと強く感じた。

ハンドルの操作や車体重量に対する感覚は旧モデルとあまり大きな違いを感じない。ただ、前述したようにかなり乗車スタイルが立っているので、楽ではあるがスーパースポーツ感は薄れている。

というわけで、総じてまとめると2018年モデルのNinja250は乗車スタイルがより楽で扱いやすくなっており、走行特性は高速域をのばすという形に特性変更しているという感じだった。

4-2.Ninja400 2018

250に次いで400にも乗ってみた。

メーター回りや乗車スタイルなどは250とほぼ同一。デザインが同じなので当たり前である。

エンジンをかけてみると250と違い、ちゃんとエンジン音が聞こえる。400でも2気筒エンジンが使用されているため、いかにもバイクという感じのゴツめのサウンドである。

走り出してみると、さすがに250よりは1速のトルクがあるが、まだ物足りない感じはする。慣れれば出せるようになるのだろうか。ある程度速度が出たときの走行性能含めて、全体的に250よりも性能が上がっているというのがよくわかった。

それでいて、車体の操作性やカーブのキレ具合などは400とは思えないほど扱いやすい。まるで250ccに乗っているかのよう。このあたりのエンジン性能と操作性の良さは非常にバランスよく設計されている感じ。

まあ、乗っていてより楽しいのはNinja 400のほうだろう。走ってみた感じ、250と比較してデメリットとなる部分は特に無いように思う。

ただし、ご存知の通り400ccからは車検が必要である。筆者も250ccに乗っているのは車検を気にせずに改造できるためである。もちろん違法な改造は250ccでもNGだが、実際には法的にNGではないが、車検には通らないような改造も多くある。手間をかける時間と場所があれば純正パーツを保管しておいて車検の際には元に戻すという人も多いのだが、さすがにそんなこともやってられないので。。。

このあたりが気になる人はNinja 250のほうがいいだろう。

5.その他

5-1.タンデムまわり

その他、こまごまとした情報だが、タンデムシートを開けてもらった。

フレームが変わっているせいか、収納部分は角度がきつくなっている。内蓋上の部分は角度以外目立った違いはない。

内蓋を開けると工具が入っている空間があるが、こちらは旧モデルよりも若干広くなっているのではないかと思う。ETCの車載機などは純正品がオプションとしてあるが、この部分に入れたとしてもまだ少しだけ余裕があるだろう。

タンデムシートは小さめ。元々スーパースポーツなので、このあたりはあまり深く追求していないのだろう。タンデム用のステップも旧モデルより小さくなっている。

タンデムステップは少し小さくなっているか

また、旧モデルではタンデムシート裏の部分に持ち手用と思われる溝があったのだが、2018モデルではそれらしいものが無くなっている。実はリアスタンドを使用するときなどにも便利な持ち手だったのだが、少し残念である。

タンデム下のテール裏部分に持ち手用の溝があったのだが、2018では無くなっている

5-2.ヘッドライトまわり

そして、夜間走行時に重要なヘッドライトまわり。

旧モデルでは通常のハロゲンタイプで片目がロービーム、もう片方がハイビームだったのだが、2018モデルではLEDに変更。ユニット数も増えロービーム時でも両目点灯となる。

これは非常にうれしい変化点。いくら反射板設計レベルが上がってきたとは言え、片目点灯だとついていない側は暗い。

ただし、一般的にLEDは色温度が高く(白や青っぽい色となる)、ハロゲンと比較すると単体では暗い。ユニット数を増やしたり反射板の工夫で輝度を上げるのだが、見た感じやはり白っぽい色なので、実際明るいかどうかは気になるところである。

実際に夜間走行してみることはできなかったのが残念なのだが、この点(必要に応じて市販されているLEDヘッドライトと交換できるのか、明るいのかなど)は要チェックである。


ハイ、ロー両点灯時

6.まとめ

今回、2018年にフルモデルチェンジを迎えたNinja 250/400に実際に乗って性能を確認してきた。

旧モデルと比較すると、中速以上の時の快適性が向上している点、エンジン性能の向上も感じられた点が一番のメリットであったが、走り出し時のトルクなど一部残念に思う部分もあった。

また、ライディングスタイルも立つようになっており、より日常使用向きとなっているので、現在2013年タイプのNinjaに乗っている人が、即買い替えたほうが良いというものでもなさそうである。

ただし、旧モデルとの比較ではなく、単体としてみると非常に扱いやすく、初心者からベテランライダーまで十分に楽しめるすばらしいモデルである。これから初めてバイクを購入するという人はNinja 250/400あたりから始めてみてはいかがだろうか。

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