2021/11/14(日)
本日は工事開始に先立って実施する地鎮祭。地鎮祭でどんなことを行うかを簡単にまとめる。
地鎮祭とは
地鎮祭というのは、建築工事や土木工事を行う前に、その土地を守っている氏神様に土地を利用させてもらう許可を得て、工事の安全、その土地の反映を祈願する儀式のこと。神主を招いて開催する。
全国に浸透している風習であるが、実施は義務ではないため、最近は実施しないというケースも多い。
工事開始が近づいてきたタイミングで、積水ハウスの営業から、「地鎮祭は実施するか?」と聞かれたが、筆者は、実施するべきだと考えていたため、工事を行う前に実施した。
一般的に地鎮祭の準備はハウスメーカーが行ってくれる。
費用
積水ハウスの場合、施主が地鎮祭で用意しなければいけない費用は、神主に対する御玉串料として30,000円を用意するだけ。その他の地鎮祭準備にかかる費用などは特に必要ない。
つまり、積水ハウス側に支払う代金に、すでに含まれているということである。見積書の中に、地鎮祭にかかる費用などの項目は無いため、地鎮祭を開催しない場合でも、その分の費用が割り引かれるわけではない。
ただ、地鎮祭で特別用意が必要なものは野菜や御神酒くらいで、他のものは神棚や桑など使いまわしができるようなものになるので、1万円もかからないくらいであろう。
当日の流れ
地鎮祭当日は、時間に間に合うように現場に行くと、積水ハウスの営業、設計、現場監督と神主が集まっている。
地鎮祭で使用する仮設テントなどは、あらかじめ積水ハウス側が建てており、進行するだけの状態になっている。また、地鎮祭の時にはロープやテープなどで建物の外周を示した状態(地縄という)になっており、この時初めて、建物が土地に対してどのぐらいの大きさで経つのかを確認することができる。
地鎮祭開始の前に、部材の発注に必要な書類に捺印し、正式に発注処理を進めてもらう手続きをする。
その後、地鎮祭の開始。
進行は神主が行う。施主や参列者の動作が必要なタイミングがいくつかあるが、その時になったら神主がやり方を教えてくれる。
所要時間は大体20分程度。
終了後、地鎮祭に使用した野菜や御神酒はもらうことができる。
地鎮祭が終わったら、現場監督が引いてある地縄に各種メーターや外に設置する機材の位置などを追加で描いてくれ、実際の土地と建物の位置関係を説明してくれた。
だいたい95%くらいの人は、この時に「かなり小さい」と感じるが、実際に建った立体物になると平面で描いたものよりも大きく感じるようになる。
筆者は、もともと、都会に建てるため小さい家になるという点は覚悟していたので、むしろ思ったよりも大きく感じた。
その後、近隣の住宅に工事が始まるということを伝えて回る。工事開始の連絡はハウスメーカーの現場監督が近隣の家に対して行い、施主はついてきてもこなくてもいい。一般的には、施主が近隣住民の家に回るのは、引っ越しが終わった直後のタイミングということが多い。
しかし、工事前にも、行かないよりは行ったほうが良いだろうと思い、挨拶の品を持ってついていくことにしていた。
ここまで終わって地鎮祭当日の作業は完了。所要時間は概ね2時間前後である。
これから、いよいよ工事が開始されることになる。工事が始まったら、どんどん現場の作業が進むため、一度見た現場は次来た時には違う見た目に変わっている。問題がないかを確認するためにも、可能な限り何度も現場に足を運んだほうが良いので、頑張ろうと思う。