ゲレンデ紹介-ニセコ

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実家に帰ってきたので、札幌近郊のゲレンデを紹介!

今回はニセコ!
札幌近郊じゃないじゃん!と思うかもしれないが、北海道でニセコはやはり外せないかなと。
実は筆者は今年初めてニセコに滑りに行った。やはり札幌からは距離が離れており、行きにくいということと、料金が高いため札幌の人間でも旅行感覚となる。

今回そんなニセコのゲレンデを紹介しよう。

1.ニセコ ゲレンデ紹介

1-1.ニセコの特徴

ニセコは日本一と言っていいほどの雪質を誇る巨大スノーリゾート。ニセコアンヌプリの山に4つのゲレンデをつくり、周辺の街を整備して一大リゾート地としたのがいわゆる「ニセコ」である。

ゲレンデ周辺には大量のホテル、ロッジ、ペンションなどがあり、ウインターシーズンは早めに予約しなければ取れないほど人が訪れる。

その大半は旅行客。特にオーストラリアを中心とした海外からの旅行客が多く、周辺の街に別荘を持っており、冬季シーズン中、数か月にわたって滞在する人も多い。そのため、ニセコの街は外国人向けのレストランやホテルが多い。

日本人の旅行客も多く訪れ、道内だけでなく本州からツアーで来る人が多い。というのも、航空券と宿泊費、リフト代など合わせて4万円を切るパッケージもあり、かなりお得らしい。

ニセコはもともと北海道の中でも豪雪地帯で、なおかつ気温も低いため良質なパウダースノーが大量に積もる。ニセコの気候の象徴ともいえる、大粒の乾いた雪が毎日のように降っている。そのため、4つのゲレンデに共通していえるのは非圧雪地帯の雪質の良さ。特にバックカントリープレイヤーにとってはゲレンデでこれほどすばらしい環境は他にないだろう。

1-2.4つのゲレンデ

・ニセコ グラン・ヒラフ

4つのゲレンデの中で最大規模を誇り、人気も高いゲレンデがグラン・ヒラフエリア。リフトの数も多く、幅も広いので吹雪の日はうっかり迷いそうになるほどだ。


左がグラン・ヒラフエリア。右の林間コースは隣のHANAZONOエリア。

グラン・ヒラフの特徴は非圧雪地帯の多さと環境の良さ。いくら豪雪地帯とは言え、何度も滑られていると徐々に雪は溶けて踏み固められてくる。その観点からもコース数や規模は大事なのだが、グラン・ヒラフでは初級者用コース以外はほぼすべて非圧雪と言えるほど、非圧雪地帯が多い。

雪質も素晴らしく、腰を超えるような量のパウダースノーの中を滑っていける。正直、ここまでバックカントリープレイヤーに向いているゲレンデは他に見たことがない。

ただし、逆に言えば圧雪整備されているコースは少なく、初級者にあまり向いてはいない。そもそも、初級者が巨大ゲレンデの上の方まで上がってくることは無い気もするが、急斜面もかなり多く、滑りやすく整備されたコースは少ないため、初心者、深雪が嫌いなプレイヤー、グラトリプレイヤーにはあまり向いていない。

また、グラン・ヒラフエリアは周辺の街が一番整備されており、かなりきれいに整っている。現在はゲレンデまで登っていく道路もロードヒーティングとなっており、タイヤの小さい車でも安心して上っていける。ニセコと言えばグラン・ヒラフと考える人も多い、メインのゲレンデともいえる。

・ニセコHANAZONOリゾート

HANAZONOはグラン・ヒラフの隣に位置するゲレンデ。コースマップ上では最も右側に位置する。

HANAZONOは林間コースがすっと続いている特徴的なスキー場。コース数は多くないのだが、ニセコの規模で林間コースをつくっているので、他のスキー場と比べて非常に全長が長い。

また、ニセコには少ないのだが、パークが存在し3連キッカーなどのアイテムも設置されている。シーズン中にちょっとしたコンテストも開かれているので、自身のある人は参加してみても面白いだろう。

林間コースにはよくあることなのだが、初級者用コースは平らな部分がいくつもあり、スノーボーダーには正直あまりおすすめしないので注意。

リフト券はグラン・ヒラフと共通になっているため、全山共通リフト券ではなくともゲレンデ間を行き来できる。

・ニセコビレッジスキーリゾート

ニセコビレッジはグラン・ヒラフの隣、HANAZONOとは反対に位置するゲレンデ。ヒルトンニセコビレッジとザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジという2つの高級ホテルを中心として、付近に展開されているゲレンデである。

ビレッジの特徴は象徴ともなっているリゾートホテル。特にヒルトンは形状も特徴的で規模も大きく、国内、海外問わず人気のホテルである。また、そのためゲレンデ内は他のゲレンデよりも外国人が多い印象を受ける。

ヒルトン前から出ている6人乗りのニセコゴンドラは全長2660mとニセコの中で最も長く、長距離の滑走にもってこいのゲレンデである。

コースは初級者から上級者までバランスがとれている印象を受ける。パウダースノーや新雪という面ではグラン・ヒラフのほうが優れているが、それでも国内ゲレンデの中ではトップクラスだろう。

ヒルトンホテルはシーズン中、1泊数万円からという価格設定だが、非常にきれいなホテルなのでリゾート感を満喫したいユーザーにとってもうれしいゲレンデである。

・ニセコアンヌプリ国際スキー場

アンヌプリ国際は全山マップ上で最も左に位置するゲレンデ。幅の広い開けたコースが多いのが特徴的なゲレンデである。

全長2274mというビレッジに次ぐ長さを誇る6人乗りゴンドラがあり、こちらもロングランを手軽に楽しめるゲレンデ。

コースはゴンドラ降り場のあたりは比較的急なコース、中腹あたりでなだらかになり、山麓あたりはまた急なコースが多いという、特徴的な山になっている。

リフト料金が他のゲレンデよりも比較的低価格な上に、札幌からの日帰りバスパックなども積極的に出しているため、思いのほか人がいる場合もある。ニセコのゲレンデの中では、比較的手軽な感覚で滑ることのできるゲレンデという印象がある。

・ゲレンデ共通山頂部

ニセコの4つのゲレンデはリフトで行くことのできる最も高い部分でつながっており、互いに行き来することができる。コースは急なので上級者向けとなるが、気温が低く良質な雪が大量にあるので、パウダー好きにはたまらない場所。

また、滑走禁止の場所がかなり少なく開けたコースとなっているいるのも特徴的。木は若干生えているのだが、その間を縫うように滑ることができる。

また、ニセコの山は自己責任という条件の下でコース外に出ることができる。山頂付近を中心に合計11か所のゲートが設置されており、ゲートからなら、コース外を滑走できるとしている。

ただ、実際にはニセコのコースはポールでコース範囲が示されてはいるが、ロープはほとんど張っていないため、そこからコース外へ滑りに行く人も多い。

2.アクセス

札幌から車でのアクセスは札幌から南下して国道230号を通るルートと、国道5号を使って小樽方面から回ってくるルートがある。本来、どちらも時間的にはあまり変わらないが、積雪が多い日は5号回りのほうが安全で速いかと思う。だいたい4時間弱ぐらいで到着する。

新千歳空港から来るなら、国道276号を使って支笏湖の横を通って来ることになる。

また、JRで行くことも可能。札幌や新千歳空港から一度小樽に行き、小樽からニセコ行きに乗り換える。こちらの方が時間的には速いが、運行本数が少ないので使い勝手はよくない。ニセコの駅からゲレンデまではバスが出ている。

また、札幌駅や空港から直通のバスも出ている。こちらはツアー会社のものも含めるとかなり使い勝手が良いので、旅行客にはおすすめである。

スキー場アクセス

ホテルに関しては、周辺に大量にあるのだが、意外と予約がとれず料金も高額な場合が多い。筆者は今回、倶知安にある「くっちゃ温泉 ホテルようてい」に泊まった。3連休の初日にもかかわらず1泊2食付きで¥10,000だったので、かなりお得な印象。決して大きな建物ではないが、部屋は意外ときれいで快適だった。

関東から飛行機で来るというユーザーは、楽天トラベル等から航空券付き、ホテル付きのパーケージプランがいくつも出ている。ビレッジにあるリゾートホテルもお得に泊まれたりするので、むしろ道内よりおすすめな気もする。

3.リフト料金

オンシーズン中の全山共通リフト料金は下記のようになっている。

このほかに、各ゲレンデのみ使用できるリフト券もあり、そちらは5時間券が4千円台からである。半日滑ってホテルに行くような場合は全山共通券があっても滑り切れないので、各山の5時間券のほうがお得になる場合もある。

グランヒラフ/HANAZONO リフト券

ニセコビレッジ リフト券

アンヌプリ国際 リフト券

4.まとめ

ニセコの特徴は国内No.1のパウダースノー。「パウダーの聖地」などと呼ばれることもある。また、周辺の街もきれいに整備されており、スノーリゾートらしい面も持っている。

気軽に行くようなゲレンデではないが、パウダーを楽しみたいのなら行ってみると良いだろう。4つのゲレンデはそれぞれ特徴があるが、迷ったらグラン・ヒラフかビレッジがおすすめである。

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