横浜の赤レンガには冬の時期に屋外アイススケートリンクが設置される。もう10年以上前から行われている伝統行事なのだが、これが非常に人気で休日の日中は超満員となっている。というわけで、気になったので行ってみた。
1.アートリンクin横浜赤レンガ倉庫とは
横浜赤レンガ倉庫前の広場に毎年設置される特設アイススケートリンクを「アートリンク」という名称で呼んでいる。10年以上前から毎年冬季に設置されている恒例のイベントなのだが、近年はかなり来場者数が増えており、人気となっている。
日中の来場者は子供連れのファミリーが多く、夜になるとメインはカップルとなる。観光スポットに設置されているため、滑っているプレイヤーの9割以上は初心者なのだが、中にはマイブーツを履いているベテランのおじさんなどもいる。
日曜の11:30頃。オープン後1時間くらいは比較的すいている。
2.特設リンクの仕組み
筆者の地元は札幌だが、冬になるとグラウンドに水をまき、アイススケートリンクをつくる小学校があった。しかし、東京の気温ではどう考えても日中溶けるので、どのような仕組みなのか調べてみた。
調べてみると「パティネレジャー」という会社が手掛けている模様。この会社、仮設アイススケートリンクの専門会社のようで、かなり有名な様子。赤坂サカス前の屋外スケートリンクや東京ミッドタウンのスケートリンクもこの会社が手掛けているようである。
Webページには仮設スケートリンクの作業手順も載っていて、ザックリと仕組みが分かる。
まあ、冷凍庫と同じように電力を使って空気を冷却し、配管で冷却させた空気をリンク下に送り込んでいるわけですね。リンクの横には冷却装置が並んでいるはず。
横にある冷却装置fromパティネレジャー
冷却ホースを広げてこの上にリンクを形成するfromパティネレジャー
それにしても、日中は気温が10℃近くまで上昇したりするのだが、ずっと冷やし続けるのはなかなかの電力を消費する気がするなぁ。
3.設置期間
赤レンガ前のアートリンク設置期間だが、12月上旬から2月の中旬までとなっている。
2017-2018シーズンは
12月2日(土)~2月18日(日)
となっている。長いようですぐに期間が終わってしまうので、行きたい人は早めに行くと良い。
また、開催時間は
平日 13:00~22:00
土日祝 11:00~22:00
である。土日の日中は非常に混み合って初心者も多いので、滑りづらい。オープンしてから1時間ぐらいは比較的すいているため、おすすめである。
また、雨の日や雪の日にはリンクの状態が保てないので終日クローズとなる。雨が降った次の日も、リンクに水が溜まっている場合はオープンが遅くなることが多いので注意。ホームページやツイッターでその日の情報がとれる。
水が溜まっているとクローズとなる。
4.利用料金
利用料金は
【大人】 (高校生以上) 500円
【小人】 (小・中学生) 400円
【幼児】(3歳以上) 300円
【付添観覧料】 200円
【貸靴料】500円
【コインロッカー】100円~
となっている。手ぶらで行くと1000円程度で利用できるのだが、驚くべきはその日の内なら何度でも再入場できるという点。レシートを見せれば入れる。
このスケートリンクは非常に上手いベテランも何人かいるのだが、マイブーツを持って行けば500円で1日中滑り放題なので、そりゃ来るよなーと思う。
このほかに怪我防止の観点から手袋の着用が推奨されており200円で借りられる。着用義務はなく、自分の手袋を持っていればそれでいいのでわざわざ払わない人も多い。
5.まとめ
赤レンガ前に限らず、仮設スケートリンクはファミリーやカップルを中心にかなり人気を誇るスポットとなっている。料金もそれほど高くなく、初心者も多いので通常のアイスアリーナのような施設よりも気軽な気持ちで行ける観光スポットだった。