首都圏近郊のゲレンデを紹介するゲレンデ紹介シリーズ。今回はノルン水上スキー場!
群馬の水上I.C.からすぐの場所にあり非常にアクセスの良いスキー場である。なかなか特徴的なスキー場だったので、まとめておこう。
1.ノルン水上スキー場 ゲレンデ紹介
1-1.ノルン水上スキー場 コースの紹介
ゲレンデ自体は決して大きくなく小~中規模である。リフトは4か所しかないが、そのうち2か所は4人乗りの高速タイプ。センターハウスから出て、真ん中の第2ペアリフトは極端に速度が遅く、初めてリフトに乗るような初心者向けなので注意。
第1クアッドで上がった先が最も長いコースを楽しめるが、上の方は急なコースが多いので、初心者は注意が必要である。
また、第3クアッドを降りた先には大きくないがパークがある。キッカー、ポコジャン、ボックスなどが設置してあるのだが、3月中旬になると1番大きな6mキッカーはクローズしてしまう。
また、ノルンはレインボーボックスという、LEDがついていてナイターにきれいに光るボックスが有名。
1-2.雪質
雪質はあまり良いとは言えない。筆者は3月に行ったが、アイスバーン状態。昼間に溶けて、夜は凍るということが頻繁に起きるのだろう。
それ自体は群馬のゲレンデだと珍しくないが、ノルンはコース自体がかなり荒れている印象。軽め、短め、やわらかめの板に乗っている場合は非常にバタつき足が取られる。もう少し全体的に圧雪されていてもいいと思った。
また、積雪量はそれほど多くなく、3月末には営業を終了してしまう。
1-3.レッスン、スクール
ノルン水上の一番の特徴はスタッフの手厚い対応と充実したスクールである。スキー場自体、初心者がかなり多く訪れるのだが、スクールに力を入れているのが利用しなくてもわかる。利用者もゲレンデの規模の割には多い。
初心者向けのみならず、スノーボードのパークレッスン、グラトリレッスンなども行っている。1時間のレッスンで¥1,000という手軽に利用できるものもあり、始めてパークに入る人も気軽な気持ちで利用できる。
また、スタッフ全体の数が多いと感じる。リフト券は従来通りの紙で発行されるタイプ。各リフト乗り場にはチケット確認専用のスタッフがいて、毎回ちゃんと確認される。乗り場、降り場で誘導してくれるスタッフも、たまに初心者にアドバイスをしていたりする。
他にもレッスンの講師、パトロール、コースを巡回して整備しているスタッフなどかなり頻繁にスタッフを見かける。どう考えてもゲレンデ規模、来場客の数と見合っていないように思うが、それだけ手厚いサポートがあるということなので、安全に楽しくスキー、スノーボードを楽しめるだろう。
1-4.その他
ノルン水上のセンターハウスはなかなかきれいな施設なのだが、施設内でジェラート食べ放題という看板を見つけた。気になったので行ってみたら、¥500で30分間食べ放題とのこと。スキー場でこういうサービスを行っているのを初めて見たな。
隣にクレープ屋があったのだが、非常に空いていた。普通ゲレンデのクレープ屋は滑り終わりの時間帯に激混みするものなのだが、場所が分かりづらいせいなのだろうか。
2.アクセス
ノルン水上の特徴はアクセスの良さにもある。関越自動車道の水上I.C.から約3kmという位置にあるため都内からだと2時間強ぐらいでゲレンデまで行けるだろう。
電車でアクセスする場合は上越線「水上駅」か上越新幹線「上毛高原駅」から無料のシャトルバスが出ている。シャトルバスで約20分である。
また、首都圏から各種ツアーバスも出ており、安くてお得である。
3.リフト料金
レギュラーシーズン中の料金は1日券が¥4,500。規模を考えると妥当なところだろう。
また、ノルン水上はナイター営業も行っている。トップシーズン中は通常22:00まで。金、土、祝前日は24:00までという長時間の営業をしている。
ナイター券は非常にお買い得なので、夜来れる人はナイターに来るのもおすすめである。
4.まとめ
ノルン水上スキー場に関して記載したが、スクールやスタッフの対応が他で見たことのないほど充実しているので、特に初心者に人気があるゲレンデである。
各種認定試験向けやエキスパートレッスンも充実しているので、上級者でも利用価値はある(価格は高いが……)。
ゲレンデの規模は大きくなく、雪質も良いとは言えないが、施設はきれいでアクセスも良いという特徴的なゲレンデである。