【2018年】レーザーポインター選びの基本とおすすめモデル

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先日、急遽レーザーポインターが必要になり、ELECOMの緑色レーザーポインターを購入したのだが、良い点と気になる点両方があった。やはり、店頭の情報だけではわからない部分も多いので、一度選び方のポイントや製品別の特徴をまとめないとダメだと思い、ここでまとめておく。

購入したELECOM ELP-GL09についてはこちらの記事

1.レーザーポインターの種類と選び方

筆者は本職が設計職なのだが、職業柄、周りに面白い人がたくさんいる。中にはレーザーポインターマニアもいて、メジャーなものから、どこで手に入れんたんだというもの(もしかすると自作しているのかもしれないが)までいろいろ持っている。こういった、ヘビーユーザーがいるとネットで調べても出てこないような情報まで聞けるので面白い。

というわけで、まずはレーザーポインターの選び方に関して記載しよう。

1-1.レーザー色による分類

レーザーポインターを見たことがないという人はおそらくこの記事を読んでいないと思うが、ご存知の通りレーザーポインターで使用されているレーザーの色は、大半は赤色か緑色。これは、光を作り出しているレーザーダイオードの色に依存するためである。

発光タイプのダイオードの色は赤色、緑色、青色の3種類(RGB:光の3原色)がいろいろな分野で多用されているため、青色のレーザーポインターもあるのではないかという疑問が出るが、実は存在する。ただし、青色はダイオード自体発明されたのが遅く、使用するメリットもあまりないためあまりレーザーポインターとしての製品は少ない。家電量販店の店頭で見ることはほとんどないだろう。また、この3色に限らずオレンジや紫色を出すタイプのものも実は存在する。

人間の目は可視光域内でも色によって感度が違う。個人差はあるが、単純にまとめると、通常550nm付近の緑色が最もよく感知できるとされる。

レーザーポインターは赤、緑、青の単色なので緑色タイプが最もよく認識できるというわけである。下記のカラーバーで、おそらく大半の人は緑色~黄色あたりの部分が最も明るく見えるのではないだろうか

それぞれのレーザーの特徴は以下の通り

赤色レーザー

一般的に使われるのは、650nmの赤色レーザー。赤外線領域に近く視認性が良くないため、多少視認性が改善される635nmの赤色レーザーも開発された。比較的新しい製品にはこちらが使用されていることが多い。

650nmも635nmも緑色に比べると視認性が良くないという問題があるが、コストが安いため価格も緑色の3分の1以下というのが普通である。

緑色レーザー

現在市場に出ているものは532nmの波長の製品が多い。これは1064nmという赤外線領域のレーザーダイオードを結晶を使用することにより、半分の波長にして作り出す。しかし、この方式の場合、安い中国製の発光素子を使ったとしてもかなりダイオードのコストが高く製品単価を下げることができない。

また、特性上温度に対してかなりシビアになってしまい、推奨される温度15℃~35℃の環境外で使用すると出力が安定しないといった欠点がある。35℃以上で使用される場面は少ないかと思うが、特に問題になってくるのは低温のほう。冬場の会議室だと15℃前後ということは普通にある。そんな時に体温で温めながら使用しないと一定の明るさを保てないので不便である。

最近はレーザー技術も進んでおり、515nmという緑色波長で直接発光する素子も開発された。ダイレクトグリーンなどと呼ばれたりするこの素子は、低温環境下でも安定した出力を保て、電池寿命もコスト面でもデメリットが無い。まだ、使用されている製品は少ないが今後増えていくだろう。

青色レーザー

青色のレーザーポインターはまだあまり流通していなく希少かつ高価格である。使用されるレーザーの波長は450nmや460nmのものが多いのだが、一部405nmのものも青色として販売されている。しかし、この405nmは色としては青というより紫色に近い。もともと青色自体の視認性が、赤色同様良くないのだが、405nmは特に悪いため、あまりおすすめとは言えない色である。

また、ブルーライトカットのPCメガネを使用しているユーザーは、青色レーザーを視認できない場合があるということも認識しておきたい。

青色レーザーはブルーレイディスクドライブに使用されていることがあり、ここ数年普及してきている。それに伴いレーザー素子の価格も下がってきているため、レーザーポインターとしての製品も増えてくるかもしれない。

1-2.レーザーのクラスに関して

レーザー製品や関連製品はJIS規格によって、最大出力の違いでクラス分けがされている。特に高出力の場合、視力に影響を与える可能性があるため日本国内では2001年から販売や輸入が禁止となっている。

しかし、実際はネット通販などで規制値を超える出力のものが販売されていることもある。こうした製品は危険が伴うため購入しないようにしたい。

プレゼン用のレーザーポインターの場合はクラス2かクラス1で1mW以下の出力であることが求められる。しっかりと規格を満たしている場合にはPSCマークという認証を取得できているはずなので、製品ページで確認したいところである。

1-3.付加機能

初期のレーザーポインターは本当にただ赤色のレーザーを出すだけのものであった。それが現在では様々な、付加価値が付くようになってきた。

メジャーなものでいえば、PCのスライド操作機能。これはレーザー出力の次に優先的に付け加えられる機能。USBタイプのドングル(無線通信用)が付属されており、それをPCに差し込むことで通信するものが多いが、最近ではBluetoothで直接PCとペアリングできるものも出てきている。

他にもプレゼン時に役立つタイマー機能やマウス操作機能、動画再生などができるモデルも出ている。

1-4.どれを選ぶか

では実際に何を基準にレーザーポインターを選ぶべきかという点に関してだが、大きなポイントは前述したレーザーの色とスライド操作機能の有無。この2つはレーザーポインター選びで重要となってくるので、どちらが必要か決めておこう。特にこだわりがないなら安いほうにすればよい。

ポイント1.レーザーポインターの色

主に赤色と緑色があるが、緑の方が視認性は良い。大人数で広い会場を使う場合はこちらの方が視認性が良いが、価格が高い。また、大半の緑色は冬場の低温環境だと出力が安定しない。

赤色は安価だが視認性は悪くなる。また、532nmの緑よりも電池の持ちがよくなる傾向にある。

ちなみに筆者は先天赤緑色覚異常であり、生まれつき赤色の認識能力が低い。赤色のレーザーポインターは非常に見づらく、自分で操作していてもどこを差しているのかわからないので、必然的に緑を選ぶこととなる。緑はそもそも光量がなくても認識しやすいのでほとんど気になったことはない。

この先天赤緑色覚異常者は、程度の違いはあるが意外と人数が多い。また、不思議なことに男性のほうが割合が多く、日本人の場合、男性の約5%、女性の約0.2%がこの症状を持っている。男性の20人に1人はいるということなので、赤色のレーザーポインターを使う場合、会議の出席者中1人くらいは見えていない人が出るということになってくる。ぜひ、この点も気にして選んでもらいたい。

また、ネットなどでは赤色、緑色以外のレーザーポインターもある。これらはあまり出回っていないので、人と違った特徴的なものを使いたいという目立ちたがりに向いている。

ポイント2.スライド操作の有無

スライド操作ができる機能がほしい場合は機能付きのものを選ぶことになる。シンプルなものだと、MicrosoftのPowerPointで発表する際、スライドの「進む」「戻る」という操作ができる機能がついている。より複雑な操作まで対応したものだと、動画再生なども可能となっていたりする。

広い会場でステージに立ってプレゼンするような機会がある場合は、これらの操作は欲しいところ。一度買えば、何度も買い替えるような商品ではないので、機会があるかわからない場合はとりあえず機能付きを買っておくというのも一つの手である。

また、機能付きのものは各製品の仕様表に無線到達距離の記載があると思う。10mや30mなどという値が書いてあるのだが、この値はあくまで参考値として考えたほうが良い。筆者は無線設計者でもあるが、Bluetoothにしても独自のドングルタイプにしても、使用しているのは2.4GHz帯域である。さすがに独自のドングルタイプの仕組みまでは不明だが、Bluetoothの場合、HIDもしくはHOGPという規格を使用してスライド操作している。これは負荷としては大した通信量とはならないため、無線到達距離に影響してくるのはアンテナ性能くらいである。よほど小型化されている、もしくは素人の設計でない限り、50mは飛んで当たり前である。

仕様表上の無線到達距離の記載も、メーカー間で共通した測定方法や計算方法があるわけではないので、10mと書いてあるA社の製品が30mと書いてあるB社の製品より遠くまで届くということも当たり前のようにあるので注意。あまり個々の値でだけに頼って製品を決めるのはおすすめしない。

ひとつの目安として使えるのはUSBドングルタイプの場合。ドングルサイズが大きいほうがアンテナ性能は良くなる傾向がある。同一メーカーの違うモデルでUSBドングルのサイズに違いがある場合は、サイズが大きいもののほうが到達距離は長いだろう。

2.緑色おすすめモデル(2018年3月時点)

まずは緑色タイプのレーザーポインターから主要なブランドのものをいくつか紹介しよう。

2-1.キャノン PR11-GC

参考価格帯¥12,300

まず初めに紹介したいのはキャノンのPR11-GC!

このモデルの何が良いかというと、緑色レーザーの発光方式である。通常、緑色レーザーは前述した通り1064nmという赤外線領域の光を出すレーザーを、結晶を使用することによって半分の波長532nm(緑色)に変換し作り出している。

しかし、この方式で緑色レーザーをつくる場合、部品の特性上、適正温度範囲が狭くなり冬場の低温環境下では出力が安定しない、構造が複雑なのでコストが高くなる、波長を変換するときにロスが出るため電池の消耗が激しいというようなデメリットがある。

一方、キャノンのPR11-GCは515nmの波長の緑色光を直接発光することのできる新方式(ダイレクトグリーン方式)のレーザーを使用している。この発光方式の違いによって緑色レーザーポインターならどの製品も持っている上記問題点を解決している。

これが、個人的には非常に革新的と感じる。今までは特に冬場に出力が安定しないという特徴がストレスだったのだが、実際に使ってみると温度の問題は無くなっている。他メーカーでも515nmの緑色レーザーが徐々に取り入れられてきており、これからは業界標準になっていく気がする。

レーザー以外の機能面ではスライドの「進む」「戻る」「開始/終了」「ブラックスクリーン」という4つの操作が可能。ボタン構成もシンプルでわかりやすい。

PCとの通信はUSBドングルを使用するタイプ。本体下部に収納できる。

更に液晶部分にはタイマー機能としての表示があり、残り時間が近づくとバイブレーションで知らせてくれる。

プレゼンをする上で便利な機能はちゃんと入っている特に欠点の見当たらない製品である。

2-2.キャノン PR-80GC

参考価格帯¥10,300

PR-80GCはPR-11GCからタイマー機能と、それに伴う液晶ディスプレイを削除した軽量モデル。

使用しているレーザーは515nmのダイレクトグリーン方式。低温時の出力も安定しており、消費電力も抑えられているというメリットは同一である。ただし、使用する電池がPR-11GCでは単4 2本だったのに対してPR-80GCでは単4 1本になっているため、連続稼働時間は半分以下になっている模様。

USBドングルももちろん付属し、スライドの「進む」「戻る」「開始/終了/ブラックスクリーン」ボタンが存在する。

軽量、コンパクトで持ち運びに便利な上、価格も多少抑えられているため、タイマー機能が必要ない場合はこちらを選ぶとよいだろう。

2-3.キャノン X Mark I Presenter  

参考価格帯¥3,700

X Mark I Presenterもキャノンが出しているレーザーポインター。いろいろ突っ込みどころのある製品なのだが、一番目立つのはセンターにあるテンキー。電卓機能搭載である。そもそも、プレゼン中に電卓を使用したくなることは稀だと思うし、PC操作ができる状態ならPCで計算できる。一体何を思ってこんなに部品点数の多いテンキーなど付けたのか謎である。

この商品の特筆するべき点はテンキーではなく価格の安さである。機能的には532nmの緑色レーザー使用で、スライド操作も可能である。このスペックで、通常1万円を切るものは少ないのだが、非常にコスパが良い製品だと言える。

2-4.コクヨ ELA-MGU91

参考価格帯¥31,000

コクヨが誇るフラグシップモデル。ボタンがたくさんついているが、このモデルはスライド操作のほかにマウスとしての機能もついている。

ELA-MGU91

センターにある大きなボタンでマウスポインタを操作でき、周辺のボタンが右クリックやAlt+Tab(違うウィンドウへの切り替え)といった機能を持っている。また、側面にはメディアプレーヤーの起動ボタンがあり、プレゼン中に動画を使用することも可能。

レーザーの波長は532nmで低温下では安定しないのが、機能的には十分であろう。

また、価格がかなり高く個人向けというよりは会議室に常設しておく用途で購入されることが多い模様。

2-5.コクヨ ELA-GU94N

参考価格帯¥28,000

ELA-GU94NはコクヨのフラグシップモデルELA-MGU91からマウス機能とメディアプレーヤーの操作機能を削除したモデル。

そのかわりにこのモデルはレーザーの形状を変更できるという機能があり、通常のポイント形状のほかに、ライン形状、サークル形状で照射することが可能。

ELA-GU94N

レーザー波長はやはり532nmの変換方式。低温時の使用には向かないが、ユニークな照射形状を使用して印象的なプレゼンをしたいときなどには良いだろう。

2-6.コクヨ ELA-G130

参考価格帯¥19,000

コクヨはペンタイプのレーザーポインターをいろいろ出しているのだが、機能的には同じでデザインと価格だけ違うようなモデルがたくさんある。ELA-G130はスライド操作機能付きペンタイプの中で価格が安くおすすめのモデル。

機能としては「進む」「戻る」「スライドショー実行」「ブラックアウト」という4つの操作が可能。

レーザーは532nmの緑色レーザー。こちらも低温時の使用には向かない。

多少気になるのは、付属するUSBドングルがかなり小型のものとなっており、コクヨの他モデルと比較すると無線の到達距離が短い可能性がある。会議室レベルで使用する際には問題ないと思うが、ホールで使用する場合にはPCの位置も気にしておきたいところである。

2-7.コクヨ ELP-GP30

参考価格帯¥23,800

コクヨもちゃんと出している515nmのダイレクトグリーンレーザー採用モデル。ペンタイプでスライド操作機能がついている。

コクヨのカタログでは電池寿命が従来品の10倍までのびたということしか書かれていないのだが、取説の中まで確認すると低温時の不安定さもちゃんと解決されていることが分かる。

電池寿命が連続使用約60時間で業界No.1らしいのだが、レーザーの発光素子自体は他社のダイレクトグリーンモデルで使用されているものと大差ないはずなので、実際使用してみると多少暗い可能性がある。

2-8.コクヨ ELP-G10

参考価格帯¥12,000

ELP-G10はペンタイプの緑色レーザーで、照射機能のみというシンプルなレーザーポインター。スライド操作機能が特に必要ない場合にはおすすめのモデルである。

使用されるレーザーは532nmの緑色。やはり低温時には安定しない。

ペンタイプとは言っても中に単4電池が入っているため意外と太い。

このレベルの製品は他メーカー品とデザイン以外の差がほとんどなく、価格帯もだいたい同様なのでどれを選んでも良いだろう。

2-9.SMK-LINK G-presenter

参考価格帯¥21,500

高機能なプレゼンリモコンとして定評のあるモデルなので会議室などで目にしたことのある人も多いかもしれないG-presenter。

こちらもスライド操作のほかにマウス操作が可能となっている。マウスカーソルの移動と左クリックと右クリック用のボタンがついているというシンプルでわかりやすい構成。コクヨのELA-MGU91のようにメディアプレーヤー機能はないが、画面スクロール機能がついている。

G-presenter

緑色のレーザー波長は532nmのオールド方式。昔からあるモデルなので低温時の不安定さは存在している。

レシーバー用のドングルは比較的大きいのだが、下の部分に収納できる。

また、エネループ対応という表記がある。エネループというのはパナソニックが出している充電式の乾電池で繰り返し使える。これはどういうことかというと、通常の単4アルカリ乾電池は電圧が1.5Vなのに対しエネループの単4型は1.2Vの電圧となっている。だいたいの機器は問題なく動作したりするのだが、レーザーのような出力の大きなデバイスでは上手く動作しない場合も多い。G-presenterでは1.2Vのエネループでも問題なく動作保証しているわけである。

2-10.SMK-LINK RemotePoint Navigator Green

参考価格帯¥18,000

SMKは少し変わったレーザーポインターを出している。メタル調でスマートな見た目のデザインにこだわっているRemotePoint Navigatorというモデルである。

デザイン面は正直好き嫌いがあると思うが、機能的には問題ないレベルを実現している。スライド操作やブラックアウトボタンがついておりドングルを挿すだけですぐに使用できる。

Remote Point Navigator

また、採用されているのは515nmのダイレクトグリーン方式のレーザー。低温時でも出力が安定しており、バッテリーも長時間使用できる。

スマートな見た目のレーザーポインターが良いという人におすすめである。

3.赤色おすすめモデル(2018年3月時点)

緑色に次いで赤色レーザーポインターの主要モデルをいくつか紹介する。前述した通り赤色の場合、視認性は良くないのだが価格が安いため実際には緑色よりも多くの数が流通している。また、視認性の問題は古くからあるため、同じ赤色でも改良され見やすい波長のものが出ている。

3-1.キャノン PR110-RC

参考価格帯¥6,300

一番初めに紹介したキャノンの緑色レーザーポインターPR11-GCの赤色版。レーザーに関わる部分以外はほぼ同一の機能であり、スライド操作、ブラックスクリーン、液晶画面とタイマー機能を持っている。

また、赤色レーザーポインターでも635nmという波長のレーザーを使用しており、従来より使用されている650nmのものより視認性が良い。

red635nm

このモデルにはほぼ同一デザインの前身モデルPR100-RCというものがあるのだが、PR110ではUSBドングルの性能を改良。サイズも小さくなり、無線性能も向上している。また、電池寿命も延びている。

3-2.キャノン PR500-RC

参考価格帯¥5,150

上記PR110-RCから液晶機能とバイブレーションによるタイマー機能を削除したモデル。緑色では液晶を持たないモデルは小型のデザインになっていたのだが、赤色の場合大きさや形状はほぼ同一。

スライド操作機能はついており、緑色よりも価格が安いため数量がかなり出ているモデルである。

3-3.コクヨ ELA-MRU41

参考価格帯¥9,200

コクヨのマウス機能付きフラグシップモデルELA-MGU91の赤色版。緑色同様にマウス操作機能がついており、センター部分のボタン類でマウスとして使用することが可能。

ELA-MGU91

また、側面にはメディアプレーヤーの再生ボタンがあり、動画を使用することも可能。

使用しているレーザーは650nmの赤色で、そこまで視認性が良くないというのが難点だが、緑色タイプのELA-MGU91より定価が3分の1以下という特徴がある。

3-4.コクヨ ELA-RU44

参考価格帯¥9,300

フラグシップモデルのELA-MRU41から、マウス操作機能とメディアプレーヤーの再生機能を削除し、レーザーの形状変更機能を追加したモデル。緑色タイプでいうとELA-GU94Nに当たる。

特徴的なのはレーザーの形状を「ライン」「ポイント」「サークル」という3種類に変更できる点。

また、使用されているレーザーも650nmではなく635nmの赤色で視認性が多少改善されいている。

ELA-RU44

この商品でラインやサークル形状を使用すれば、赤色といえども見やすいであろう。

3-5.コクヨ ELA-R130

参考価格帯¥4,900

スライド操作機能と赤色レーザーポインターの機能を持ったシンプルなモデルがELA-R130。使いやすいスティックタイプとなっている。

ボタンはレーザー照射用の1つのほかに2つついているだけだが、短押し長押し操作で動作を区別することによって「進む」「戻る」「スライドショー実行」「ブラックアウト」の4つの操作が可能。

コクヨラインナップ上では緑色のELA-G130の赤色版であり、価格がかなり安くなっている。

赤色レーザーを使用しているが波長は635nmのもので650nmよりも視認性が良くなっている。

3-6.コクヨ ELP-R10

参考価格帯¥3,500

赤色レーザー照射のみのシンプルなレーザーポインター。

このタイプのレーザーポインターは各社デザイン以外の違いがあまりないのだが、使用されているレーザーの波長は確認しておきたいところ。

コクヨのELP-R10は635nmの赤色で赤色の中でも視認性が比較的良いモデル。緑色よりも価格が安いので、安価なレーザーポインターで赤色でよいという場合にはおすすめである。

3-7.SMK-LINK RemotePoint Navigator

参考価格帯¥13,700

SMK-LINKが出しているRemotePoint Navigatorは赤色タイプもある。

レーザー以外の特徴は緑色タイプと同様で、スライドの進む、戻る、ブラックアウトという3機能がついている。

Remote Point Navigator

使用されているレーザーは635nmの赤色タイプ。赤色の中では視認性が良い。

緑色版より価格が安いので、スマートな見た目の赤色がほしいユーザーにはおすすめである。

4.その他の製品

4-1.サンワ 3色レーザーポインターLP-GBR1005

参考価格帯¥25,800

少し変わった製品としては、サンワが販売している3色のレーザー光を出せるポインターがある。通常の緑、赤に加えて450nmの青色レーザーを搭載しており、まだあまり一般的ではない青色ポインターを使用することが可能。

ただし、青色は赤色と同様あまり視認性が良くないとされているので注意。

緑、赤の波長はそれぞれ532nm、650nmと昔ながらのタイプのもので、緑は低温時に出力が安定しなく、赤は635nmタイプよりも視認性が良くない。

価格は安くないが、珍しい色を使用したい人にはおすすめである。

4-2.ロジクール R1000シリーズ

参考価格帯¥14,300

レーザーポインターではないのだが、最近注目を集めている製品にロジクールのワイヤレスプレゼンターR1000シリーズがある。

これは2.4GHz帯のUSBドングルもしくはBluetoothを使用してPCと直接通信し、プレゼン中に強調したい部分などを示せるデバイスである。

イメージがうまくわかないかもしれないが、デバイス上にボタンが3つついておりそれぞれポインタ機能、スライドの進む、戻るなどの機能を持っている。

ポインタとして使用したいときにはレーザーポインターのように上部のボタンを押しながらデバイスを画面に向けると、センサで感知して対象部分のみ円形に強調され、その他の領域はグレーアウトされたりといった操作をすることが可能。

R1000

また、これらの動作や長押し時の動作、長押し+デバイスの移動といった動作時にどのような動きにさせるかは専用アプリケーション上でカスタマイズすることができる。

R1000

強調ではなく拡大といった動作を指せることも可能。

レーザーポインターよりもわかりやすく効果的なプレゼンができ、それ以外の部分でも多機能な製品のためレーザーポインターではなくこのワイヤレスプレゼンターを選ぶという人も増えている。

多少気になるデメリットはセンサーで動きを感知し、結果を無線で通信、PC側はそれに合わせて動作させるという一連の処理を行っているため、動きと表示に若干のタイムラグがある点。レーザーはリアルタイムでのポインタ表示ができるので、その感覚を期待すると多少気になるだろう。

5.まとめ

主要なレーザーポインターと選ぶ際のポイントを紹介したが、個人的にはまず視認性が重要だと思うので緑色をおすすめする。ただし、価格が高いため予算オーバーという場合は赤色で高機能なものを使用するというのも一つの手であろう。

それほど頻繁に買い替えるものではないので、高くても良いものを買っておくというのも一つの手である。ただし、赤色レーザーの視認性改善や緑色レーザーの温度特性改善など、年々技術も進歩しているので、10年後にどのようなトレンドが生まれているかはわからない。

ぜひ、後悔のないようにじっくり選んでほしい。

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