首都圏近郊のゲレンデを紹介するゲレンデ紹介シリーズ。今回は新潟の舞子スノーリゾート。若干遠いと思われるかもしれないが、高速のI.C.をおりて5分かからずに到着するというアクセスの良さがあるため、意外と移動時間はかからない。
リゾートという言うだけあり、かなり大規模なスキー場なのだが、今回舞子の特徴を記載しよう。
目次
1.舞子スノーリゾート ゲレンデ紹介
1-1.舞子スノーリゾート コースの特徴
舞子スノーリゾートは「舞子エリア」「長峰エリア」「奥添地エリア」という3エリアからなる大規模なゲレンデである。長峰と奥添地に関しては同じエリアの山頂付近と山麓付近という印象が強く、アクセスも良いのだが、舞子エリアに関しては間に谷があり、長峰との間のシャトルペアリフトを使用して移動するという形式になっている。
長峰と舞子エリアをつなぐリフト
また、3つのエリアはレベルが違う傾向にあり、初心者向けコースが多いのは舞子エリア、中級者向けは長峰エリア、上級者向けで自然を活かしたコースが楽しめるのは奥添地エリアとなっている。
長峰エリアには2800mという長距離を移動する6人乗りのゴンドラがあり、日帰りスキーセンターから山頂まで1本でいくことができる。ただし、舞子のゴンドラスタッフは1つのグループでない限り6人乗りゴンドラに5人以上詰めるという乗せ方をしないので、土日はかなり長蛇の列になることもある。
1-2.新潟特有の気象
雪質に関しては新潟特有のべたっとした雪が大量に降るというのを非常に感じるものとなっている。積雪量が多く、圧雪されているエリアでも雪の日などは表面に積もってしまっていることが多い。
大粒の雪が降る
また、気温がそれほど低くならないことも多く、日中に溶けて再び固まりアイスバーンになっていることも非常に多い。山頂付近はトップシーズン中、さすがにアイスバーンにはなっていないが、それでも積もっている雪は重たいべた雪。加えて量が多いため、正直あまり滑りやすくはない。良質なパウダーランを期待してきても残念になるユーザーもいるだろう。
1-3.パークゾーン
舞子にはパークゾーンもあるので、紹介しておこう。
パークがあるのは舞子エリア。初心者用のハイクアップパークと中級以上のパークエリアがある。初心者用は3mキッカー、ワイドボックス、レールなどが設置されている。中級以上のパークエリアで特徴的なのは5m越えサイズの3連キッカー。リゾートとは思えないサイズである。その他、ダウンレールなどがある。
こちらは3mのキッカー
ひとつ気になるのは、パークの位置。中級以上向けのパークは最も長峰エリアに近い位置にあるのだが、ここにたどり着くためには反対端にある3人乗りのリフトを使用しなければいけない。このアクセスがあまり良くない。特に雪の日などは間に雪がたまっていて上手くコースから3人乗りリフトにたどり着けなかったりする。
1-4.ブランドバイキングレンタル
舞子は日帰りスキーセンター内やホテルなどにレンタルコーナーがあるのだが、舞子のレンタルではブランドバイキングレンタルというのを行っている。
レンタルコーナーにはバートンやサロモンといったブランドの板がブランド別に並んでおり、利用者は好きな板を自分で触って選ぶことができる。
取り扱っているブランドはバートン、サロモンのほか、ALLIAN、Lib Tech、ROME SDSといった一流ブランドの一部のモデルもある。レディースに人気のROXYウェアなども選ぶことができる。
1-5.温泉
また、ホテルおよび日帰りスキーセンターには温泉施設がある。弱アルカリ性の温泉で滑り終わった後の疲れを癒すという目的で非常に人気の施設になっている。
ゲレンデ利用者は割引があったりもするので、手ぶらで気軽に利用してみるとよいだろう。
2.アクセス
舞子スノーリゾートの場所は新潟の南魚沼市。車で行く場合は関越自動車道の塩沢石打I.C.からすぐである。塩沢石打はSAもある。
ちなみにこの辺りはスキー場が非常に多い地域で、同じ山の反対側には岩原スキー場があり、湯沢町にはガーラ湯沢、石打丸山などもある。
また、新幹線でアクセスすることも可能。越後湯沢の駅から舞子行きの無料シャトルバスが出ている。トップシーズン中は30分に1本のペースで1日中走っている。
JRを使ったスキーのプランで舞子行きのパッケージもある。新幹線の往復券とリフト代込みで、日帰り¥10,000強といったところである。
また、オリオンツアーやビックホリデーから舞子行きのバスツアーも出ている。こちらは日帰りで¥6,000から¥9,000程度。ただし、天候によっては1時間以上遅れる場合もあるので注意である。
3.リフト料金
リフトは1日券が¥4,700。ナイターは別料金だが、ナイターのみの料金は¥500と非常に安い。
ナイター券の利用時間は16:00からクローズの20:00まで。舞子には仮眠室があり、ホテルをとっていなくても営業終了後に滞在できる。じっくりと練習したい人はナイターを滑ってみるとよいだろう。
4.まとめ
舞子スノーリゾートを簡単に紹介したが、このほかにも舞子の特徴は多々ある。例えば、スノーボード以外でもスノースクートレンタルを行っていたりもする。また、各種の大会が頻繁に行われるスキー場でもあり、「ボルケーノ」という名称の変わったキッカーを複数人で飛ぶような珍しい大会も開催される。
ちなみに、レストランはリゾート価格で他のスキー場よりも高価格である。