先日購入したNinja1000 SXに、ナビ目的で使用するスマートフォンをマウントするためのキットを取り付けた。取り付けに際して必要だった作業を紹介しよう。
1.取り付けた製品
昔はバイクのタンクにバッグを装着し、そこに地図を取り付けて地図を見ながら走ったが、最近はスマホについているナビ機能で目的地まで迷わずたどり着けるようになった。この変化に伴って、バイクを新しく購入したあとに、スマホのマウントキットは、ほぼ取り付け必須のアイテムだと思う。
今回は、先日購入したNinja1000 SXにスマホ用のマウントキットを取り付ける。ただし、この車両、電子制御システム満載ということもあり、デフォルト状態ではハンドル周りにマウントキットを取り付けられるスペースがない。
そこで、まずはマウントパーツ取り付け用の延長バーを取り付ける。
取り付けられる部分は、ハンドルバーの内側部分。Ninja1000シリーズはこのビスを外して、カスタム用マウントバーが取り付けられるようになっている。
両方に取り付ける人もいるが、筆者はスマホ以外のパーツを取り付ける予定がないため、左側のみにマウントバーを取り付ける。
取り付けるのは、K’s Styleが出しているNinja1000用のもの。シンプルなブラックカラーを購入した。
スマホマウントキットは、Amazonで購入したKaedearのもの。バイクショップに高価な商品がたくさんあるが、Amazonや楽天で販売している安価なものでも十分なのではないかと思い、今回は安価なものを選択。
以前のバイクではデイトナのマウントキットを使用していたが、長年使用してみた印象から以下のような製品が欲しいポイントだった。
- 価格は¥10,000以下
- 取り外し、取り付けが楽なもの
(デイトナは手で絞めつけた後に、ゴムバンドで固定するタイプで、多少手間だった) - 固定用の支柱が、スマホ側面に来ないもの
(通常のスマホは側面に電源ボタンや充電端子があり、支柱と被ると使用できないため) - マウントした後、首が回せるタイプのもの
(マウントバーをバーハンドルから内側方向へ伸ばして取り付けるため、スマホ位置としてはメーターと被りやすい。メーターと被らないよううまく位置調整できるように首が回せるタイプのものが良い) - スマホの形状によらずうまく固定できるタイプのもの
(筆者が使用しているXperia 5は画面アスペクト比が21:9のタイプで、通常のスマートフォンよりり縦長の形状をしている。この形状でもしっかりと固定できるものが良い)
それほど難しいことを求めているわけではないが、残念ながら、これらをすべて満たすマウントキットは販売されておらず、結局、5番目は妥協してKaedearのものにした。
2.マウントバー取り付け
マウントバーを取り付けるため、ハンドルバー内側のビスを外そうとしたのだが、このビスが非常に固い。8mmの六角レンチで回そうとしても全く回らない。
カワサキ車のハンドル周りには、悪名高いネジロックががっちりとついていることで有名だが、Ninja1000 SXも例外ではなかった。
温めると取れやすいと書いてあったので、ドライヤーや半田ごてで温めてみたが全くダメ。ネジが途中で折れるのではないかと思ったので、結局近くの2りんかんに行って相談したところ、無料で回してくれた。さすがバイク屋だけあって、個人向け工具店では見たことのない巨大な8mmレンチで回して緩めてくれた。
とってみると、やはりネジロックがついている。
もともと、ついていたということもあるので、一応、ホームセンターで”中強度”のネジロックを購入し、マウントバーを取り付けた。
3.スマホマウントキット取り付け
スマホマウントキットの取り付けは難しくない。同梱されている説明書通りに取り付ければ問題なくとりついた。今回購入したマウントバーは直径22mmだったが、20mm径用というタイプのパーツがちょうどよかった。
メーターと被らないよう位置調整もでき、以前、使っていたデイトナのマウントキットよりも安くて高性能という印象である。