年末年始で札幌に帰ってきたので、札幌近郊のゲレンデを紹介!
今回は小樽のオーンズ!
大きなスキー場ではないので旅行客には知られていないかもしれないが、ここも筆者が高校時代によく通っていたスキー場。平日、学校が終わってからよくナイターに行っていた。平日はオーンズか長沼、休日は札幌国際というのがシーズン中の定番だったな。
今回はそんなオーンズの良い点、悪い点含めて紹介しよう。
※ちなみにこの企画は筆者がシーズン中に実際に行ったゲレンデの情報しか書かないので(ネットの情報だけで適当な記事を書くつもりはないため)、札幌周辺を網羅するわけではない。
1.スノークルーズ・オーンズ ゲレンデ紹介
1-1.オーンズの特徴
オーンズは大きなゲレンデではない。規模的には地元客がメインのローカルゲレンデに属されるだろう。しかし、メインリフトは4人乗りタイプの高速リフトであり、ローカルゲレンデの中では大きい規模になる。
オーンズの特徴的な点は実はローカルと思えないほどいろいろある。
まず、一番着目したいのは営業時間。朝は9:00オープンで一般的なのだが、トップシーズン中、夜は23:00までオープンしている。さらに元旦期間などの特定期間は24:00までオープンしている。その気になれば、朝から夜中までずーっと1日券で滑っていられるわけだ。
この営業時間の長さのため、ナイターの時間帯には学校終わりの学生、仕事終わりの会社員が現れ始める。こうしたプレイヤーは地元の人間だろうが、スノーボーダーにしてもスキーヤーにしてもバカみたいに上手かったりする。
現在、筆者は首都圏に住んでいるため、遠方からの客も来るような巨大ゲレンデに行くのが基本であるが、そうした巨大ゲレンデでは決して見れないような、プロクラスのプレイヤーが大量発生したりする。やはり、上手い人はローカルゲレンデのほうがいるものである。
また、オーンズは札幌近郊では最速のタイミングでオープンする。実は、筆者も知らなかったのだがオーンズ(onze)というのはフランス語で「11」を表しているらしく、それにちなんで11月11日を毎年のオープン日としているとのこと。ゲレンデには人工降雪機が存在する。
夜23:00まで営業しているのも名前にちなんだ施策のひとつらしい。さらに、毎月11日には割引サービスもある。
もうひとつの特徴は景色。これは小樽の地形が生んだ美なのだが、小樽が持っている湾形状がスキー場から一望でき、波が流れていく様まではっきりとみることができる。小樽は海も山もあり本当に良い街である。
夜には湾岸の街がライトアップされまた違った景色になる
1-2.残念な点
少し残念な点は雪質。標高がそれほど高くないためかオーンズは湿雪のことが多い。もしくは湿雪でない日は前日までに溶けた雪が固まり、カッチカチのアイスバーンとなっている。
雪質がいいのは吹雪や大雪が降った次の日が基本で、それ以外はあまり期待できないのがデメリット。まあ、溶けている日は転んでも痛くないので初心者にとってはメリットかもしれないが……。
また、そのせいかわからないが、今年は年が明けてもキッカーやパークがオープンしていなかった。
2.アクセス
車で行く場合は国道5号、通称オロロンライン沿いから入っていく国道からすぐなためアクセスはかなり良い。
また、公共交通機関を使う場合はJR手稲駅、銭函駅などから無料の送迎バスも出ている。
手稲駅前の乗り場はサッポロテイネのゲレンデ行きと同じ乗り場なので注意。
時刻表は変動する可能性もあるため公式サイトから確認してもらいたい。一日に数本なので、事前に必ず時刻を調べてから行くこと。
3.リフト料金
リフトは1日券が¥3,500。営業時間を考えると高くはない。注目したいのはナイター券の利用可能時間が15:00からという点。かなり早い時間帯なので、ナイターから滑りたい場合にはお得になっている。もっとも、シーズン券が2万円台なので地元のよく来るプレイヤーはシーズン券を買っているだろう。
4.まとめ
今回は少しマイナーなローカルゲレンデを紹介した。オーンズの特徴はナイターの営業時間の長さと異様に上手いプレイヤーが頻繁に出没する点、そして景色の良さである。
大きくはないが、なかなかきれいなスキー場なので、旅行客でもナイターを楽しみに来ると良いだろう。