オフシーズンになっても、スキー、スノーボードを滑りたいという場合は、屋内ゲレンデに行くという方法がある。実は首都圏にもいくつか屋内ゲレンデがあるのだが、今回は「スノーヴァ新横浜」という施設を紹介しよう。
1.スノーヴァ新横浜とは
1年中楽しめるインドアゲレンデとして1999年にオープンしたした施設。もうすぐ20年たつという、かなり古くからある施設である。
ゲレンデのサイズは全長60m、幅30m、斜度10度~14度。通常の山から見ると決して大きくないが、屋内ということを考えると十分な規模である。常に気温は-3℃に保たれている。
2.スノーヴァ新横浜 ゲレンデ
スノーヴァ新横浜のゲレンデはもちろん人工雪なのだが、特殊な発泡性素材をベースにしているため、雪山に積もっている天然雪と比べると多少滑り心地が違う。かなり、固められているということもあるのだが、滑っているとエッジが引っ掛かる感覚がある。正直ゲレンデほど滑りやすくはないが、それでもグラスタイプのサマーゲレンデに比べるとかなり実際の雪に近い感じはする。正直、転ぶと痛いので心配な場合はプロテクターの着用をお勧めする。
昔は端にハーフパイプ、センターにキッカー、反対端は平ゲレンデもしくはボックス/レールというレイアウトだったのだが、2017年末よりハーフパイプが廃止され、その部分にキッカーが移動、平ゲレンデ部分は広くなっている。なかなかハーフパイプを使用する人は少なかったのだろう。
キッカーは大小2種類あるのだが、室内という狭いスペースに入っているためか、実際のサイズよりも大きく感じる。そして、失敗するとけがをするぐらい固められているため、こちらもプロテクターの使用をお勧めする。ちなみに、キッカーを利用する場合、ヘルメットの着用は必須。持っていない場合、ヘルメットは無料で借りられる。
横から見ると意外と奥は大きく見える
平ゲレンデ部分は日によってボックス/レールといったジブアイテムが増設され、平ゲレンデ部分は狭くなる。基本的には、
日曜から水曜:ジブゲレンデ
木曜から土曜:平ゲレンデ
というレイアウトになっているが、冬季のシーズン中は常に平ゲレンデだったりするので、公式サイトのゲレンデ予定から確認したほうが確実。たまにイベントなどで貸し切られていることもあるので、この点からも確認しておいたほうが良い。
3.施設内
入り口を入るとフロントがあり、受付することができる。
2階には更衣室と休憩スペースがあり、窓からゲレンデ内の様子がわかるため、子供が滑っているのを見ているお母さんなどもいた。
ロッカーは¥100と¥200のもの
ゲレンデはフロントの横の扉からいける。
4.料金
営業時間は
平日11:00~22:00
休日9:30~21:00
となっている。料金は下記の他、年会費に¥1,000かかる。
5.アクセス
アクセスは少し行きづらいところにある。位置的には新横浜駅と鶴見駅の間に位置しており、車でのアクセスが一番便利となる。駐車場もきちんと完備されている。
電車とバスでアクセスする場合はJR新横浜駅もしくは鶴見駅から104番系統のバスに乗り「陸橋下」で降りると目の前である。バス料金は一律の前払い制。
6.滑ってみての感想
利用してみてだが、正直滑りやすくはないと思う。斜面は硬く、少しエッジが引っ掛かるような感覚がある。
おすすめなのは、夏でもどうしても滑りたいというコアユーザーや、ジャンプ練習をテンポよくやりたいというユーザー、まだゲレンデに行くのは怖いという初めてのプレーヤーあたりである。
来場者を見てみると初心者や小さい子連れのファミリー、スクールできているように見えるスキーヤーが多い印象であった。
そして、総じて言えるのは来場者数がそれほど多くないと思える点。
7.まとめ
今回スノーヴァ新横浜に行ってきたが、さすがに屋内というだけあってゲレンデサイズはそれほど大きくない。
キッカーの練習をがっつりやりたいという人には向いているように思った。
また、公式サイトでU Streamを使ったライブ映像配信をやっているので、見てみるといいかもしれない(あまり品質は良くないが)。