スノーボードブーツの履き方-クイックレーシングタイプをもとに

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このサイトではスノーボードギアの選び方やちょっと役立つ情報やコラムなどを紹介しているのだが、意外とブーツの履き方がわからないという声を耳にすることがある。

こういう基本的な部分をもう少し記載していかなければいけないのかなとも思うので、今回は手元にあったDEELUXEとthirty twoのブーツをもとに履き方を紹介しよう。

1.スノーボードブーツの種類

一般的なスノーボードブーツはソフトブーツと呼ばれ、現在は中のインナーと外側のアウターによる二層構造となっている。また、アウターのひもの締め方により3種類に分類される。

ひとつは昔ながらのひもタイプ。紐を使って順番に締め上げていく。こちらはアウターの締め方がわからないということはあまりないだろう。

二つ目はクイックレースタイプ。スピードレースタイプやクイックレーシングタイプなどといろいろな呼び方をされる。横にある紐を引っ張ることでアウターが締まる。

そして3つ目はBOAダイヤルタイプ。アウターにダイヤルがついており、回すことでアウターのワイヤーが締まる。

それぞれの詳しい特徴はこちらの記事を参考に。

今回はクイックレースタイプを参考に締め方を紹介する。どのブランドも締め方に大差はなく、インナー部分はタイプによる違いもないので、参考にしてほしい。

2.DEELUXEクイックレース締め方

今回はDEELUXEのDeemonというモデルを使って締め方を解説する。こちらはクイックレーシングタイプ。

まずインナー部分に足を入れる。ここはさすがに説明しなくてもわかるか。。。

足を入れたら、インナーを締めるためのレースをギュギュギュっと占める。ここをしっかり締めないと全体的に緩くなってきてしまう。

黒いパーツを足首まで持ってくるとインナーのレースが固定される。

筆者のDeemonの場合、インナー上部にベルトがついており、上も固定されるようになっている。これはついていないモデルがほとんどなのでない場合は省略する。

また、締め上げたインナーのレースはインナーとアウター(タン部分)との間に収まるようにする。

次にアウターを締める。DEELUXEのクイックレースタイプは横に締め上げる用の紐が出ているのだが、まずはこれをブーツの外側方向へ(真横へ)引っ張る。するとブーツについている黒いパーツが下へ下がり、紐が緩む方向へ行かなくなる(ロックされる)。

この状態になったら、上方向へ向かってギュギュギュっと締め上げる。反対側にも紐があるはずなので同じ手順で締め上げる。

締め終えた後の紐は裏側に収納ポケットがある。

これで、ブーツは履けた。実際には上からスノーボードウェアについているブーツゲイターというカバーをかぶせるためブーツの足首部分は隠れることになる。

また、緩めるときにはアウターは横のパーツを上方向へ押し上げるとレースを緩めることができる。

インナー部分のレースは黒いパーツのボタンを押し込むと緩めることができる。

3.thirty twoクイックレース締め方

次にthirty twoの締め方である。まあ、ほとんどやり方はDEELUXEと似通っている。

足を入れたら、インナーのレースを締め上げ、留め具を根元まで押し込んで止める。

thirty twoの場合、インナー上部にマジックテープがついているので、ここも比較的ゆるみがないように止める。下の画像の手のあたりにマジックテープ部分がある。また、余ったインナーのレースはDEELUXEと同様にインナーとアウターの間に収まるようまとめる。

アウターの締め方はやはり横に出ているレースを引き上げる方法。留める際には手動の留め具があるのでこれを上へ上げると留まる。

左右同じように締め上げたら、タンの内側に収納ポケットがあるため、レースについているパーツを入れる。レースは少し余るがこれで完成である。やはり、ウェアのブーツゲイターを被せるため各社この部分はあまり気にしないのだろう。

4.まとめ

DEELUXEとthirty twoのブーツを例にクイックレースタイプのブーツの締め方を紹介した。何度もやっていると当たり前のようにできるものなのだが、初めて履く人は確かにわからない部分もあるだろう。

他のタイプでも共通する部分が多いので、参考にしてもらいたい。

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