最近、新型コロナウィルスの影響で、屋内スポーツ施設がなかなか使用できない。そのため、屋外でプレーできるスポーツの人気が急激に高まっている。
筆者も、トレーニングルームや体育館、プールなどが使用できず困っていたため、この機会にスケートボードを購入してみた。
今回、コンプリートタイプ(すべてのパーツが組まれた状態で販売しているタイプ)のスケボーを購入し、トラックのみ別物に付け替えることにした。ここでは、トラックの付け替え方法に関して記載する。
1.トラックに関して
今回購入したのは、下記のような板。現在、非常にスケボーが人気となっているため、なかなかいいコンプリートセットをお得な価格で購入することができなくなっている。そこで、今回はメルカリで新品(未使用)のものを購入した。
デッキ:エレメント 8インチ
トラック:ワールドインダストリーズ 5.25
ベアリング:BONE
ウィール:SPITFIRE 101A 52x32mm
グリップテープ:GRIZZLY
このトラックをVenture製のトラックに変更する。
いろいろ調べてみたが、Ventureのトラックは安定性があり、初心者からプロまで乗りやすいとのこと。よって、これから始める筆者はVentureトラックの方がいいだろうと思い、Venture品を購入した。
Venture 5.25インチ Highのトラックで、一番スタンダードなクラスのものである。Ventureトラックも非常に人気で、在庫不足が続いており、入手するのが大変だった。
2.トラック付け替え
トラック付け替えの手順は下記の通り。
- ウィールを外す
- 古いトラックをデッキから外す
- 新しいトラックをデッキに取り付ける
- ウィール接合部にグリスを塗る
- ウィールを装着する
まずはウィールを古いトラックから外す作業である。
スケボー用のT型レンチのようなものも販売されているが、筆者はバイクメンテナンス用の工具が自宅にあったため、それを使用している。12.7mmのレンチサイズだった。
反時計回りに回してナットを取り外す
4つともウィールを取り外したところ
ウィールにはベアリングがはまっている
次に、古いトラックをデッキから取り外す。こちらは、9.5mmのレンチサイズ。
ナットだけを回そうとすると、逆側のボルト側も回ってしまい、緩まなかったため、ボルト側を別のレンチで押さえながら回すと外れた。
表のボルトを押さえる
裏のナットを緩めると外せる
古いトラックを取り外したら、同じ要領で新しいものを取り付ける。
この時、ボルトをあまり強く締めすぎると、表に貼ってあるグリップシートにボルトがめり込み、周りの部分が盛り上がってしまったので注意。
あまり強く締めると、ボルトの周囲が盛り上がってしまう
新しいトラックを取り付けたところ
その後、ウィールを取り付ける前に、トラックとウィールの接合部分にグリスを塗る。今回、手元にスケボー用のものがなかったので、金管楽器用のオイルで代用。
金管楽器用のオイルで代用
グリスを塗ったら、ウィールを取り付ける。
もともとウィールの両側にワッシャが入っているはずなので、ワッシャも忘れずに入れておく。
ウィールの両側にはワッシャを入れる
ウィールを止めるナットを締めたら完成!
この際、ナットを強く締め付けすぎると、ウィールが回らなくなる。通常、ウィールが回らなくなってしまうポイントより、1回転~1回転半分ナットを緩めた状態とする。
強く締めすぎないように注意すること!
無事取り付けが完了
3.交換したトラックで乗ってみた
交換したトラックで、軽く乗ってみた。
Highトラックを選択したせいか、交換前に比べて多少高さが上がっている。そして、一番実感できるのは、交換前に比べて、左右に重心を移動した際のデッキの傾き方が、非常になめらかである。可動域が大きくなった割に、安定感はある。これがVentureトラックの特徴ということだろう。
このセットアップで、今年からスノーボードオフシーズン中はスケボーにも取り組もうと思う。