クラウンスポーツ購入

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先日、車を新しくした。
今までMINIクーパーS 5ドア(F55)に乗っていたが、今回、国産車のクラウンスポーツを購入したので、良い点、悪い点などを記載しようと思う。

購入車

今回、購入したのはトヨタのクラウンスポーツのHEVモデル。

新型クラウンシリーズは2022年7月に発表された16世代目のクラウン。クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートという4車種が展開される形となっている。

まず、第一弾として2022年9月にクロスオーバーが発売。2023年10月には、第二弾のスポーツ、2023年11月に第三弾のセダン。そして、最後のエステートは2024年発売となっている。

この中で購入したのはクラウンスポーツ。理由はいくつかある。

ひとつは、もともとSUV(に近い)車を購入したいと考えていたこと。この時点でセダンは選択肢から外れる。クラウンセダンもデザインはかっこよく、好きなのだが、昔ながらのスタイルということもあり、少し古臭い印象がある。

次にクロスオーバーに関しては、最安グレードの価格が安すぎるのが気になるポイント。500万円を切る価格で販売されているのだが、クラウンというブランドを背負っているのなら、もう少し高価格のみにしてほしいと発言している人は多い。
手頃な価格帯ということもあり、街でクラウンクロスオーバーを見かける頻度は多く、素行が好ましくないオーナーと出会ったことも何度かある。
というわけで、あまり良い印象がないモデルなので除外。

エステートかスポーツで迷ったが、最終的には、エステートが購入日時点ではまだ発売されていないこと、スポーツにほしかったカラーがあったことから、クラウンスポーツを購入した。

クラウンスポーツのカラーはベース6色。プレシャスホワイトパール、アッシュ、ブラック、エモーショナルレッドⅢ、プレシャスブロンズ、マスタード。

このモノトーンベース6色に加えて、ブラックとの倍トーンのカラーラインナップが存在する。

この中で購入したのは、マスタード。イエロー系の車が欲しかったということもあり、一番選ぶ人が少ないであろうカラーを選択した。

このマスタード、カタログで見るより落ち着いたイエロー。正確には、光の当たり方で発色が変わり、晴れている日光の下だときれいな黄色に見えるが、曇りや夜間のライトの下だとくすんだイエローに見える。

上の画像は曇りの日のものだが、実際、目で見た色はもう少しくすんで見える印象がある。

リセールを考えると、白や黒のほうが良いのだが、まあ、売ることを考えて車を選ぶより、乗りたい車に乗るというのが大事なことだと思う。

購入金額

クラウンスポーツは、グレード展開がほとんどなく、HEVモデルのZグレードとPHEVモデルのRSグレードというシンプルな展開になっている。

どちらも標準設定で十分なオプションが付いているため、追加オプションもほとんどつけるものが無い。

今回つけたのは、タイヤ盗難防止のホイールロックボルトと、後席ドアサイドに取り付けるクラウンロゴくらい。

フロアマットすら、社外品にしたため購入していない。

よく言われるのは、パノラマルーフ(11万円)で、リセールを考えると、つけておいたほうがむしろお得になることが多いのだが、つけていない。
これを取り付けると天面がイエローではなく、黒っぽいスモークガラスになってしまい、このモノトーンカラーの場合は頭が禿げているようなデザインに見えるので、つけない選択をした。

購入価格は

車両本体価格 590万円
オプション品 2万7000円
諸費用込み合計 611万5800円

まあ、車というのは手放すときに売却して戻ってくる分があるので、購入価格だけで高い安いの判断はできないものである。

良い点・悪い点

納車後、1500km程度走ってみて感じた、良い点、悪い点を記載しておく。
(筆者はこれまでMINIクーパーSに乗っていたので、それとの比較した印象になっています)

良い点

  • デザイン
    クラウンスポーツの最大のメリットはエクステリアデザインにあると思う。特にリアタイヤ上、燃料コック付近の盛り上がった曲面ラインは、スポーティでほかのモデルにはないような迫力がある。
    タイヤも21インチという大きなもので、かなりの迫力。
  • 車内が静か
    防音対策はこの価格帯の車という感じがあり、外の音はかなり静か。ただし、アコースティックガラスなどは採用されていない模様。なので、最高級という感じでもない。
  • パノラミックビューモニター、運転のしやすさ
    車体は国産車にしては大きめなのだが、ばのらみっくモニターがなかなか優秀。周囲に障害物がないか、車体と障害物の距離感などが天面画像として見れるので、サイズの割には運転はしやすい印象。
  • 燃費
    関東近郊の渋滞道路で街乗り1500km走った平均燃費は15km/l。
    以前乗っていたMINIは11km/lだったので、車体サイズがかなり大きくなっているのに燃費性能は向上している。さすがハイブリッドという感じ。
    さらに、MINIはハイオクだったのに対してクラウンスポーツはレギュラーガソリンでよいので、金額的には2/3程度になっている。

悪い点

  • インテリア
    インテリアの質感は、値段相応に頑張っている感じがある。しかし、デザインバリエーションが少なく、正直あまり好きではない。
    Zグレードで選択できるのはブラックかサンドブラウン(渋めのベージュ色)の2パターン。しかも、マスタードカラーを選択した場合は、インテリアはブラックしか選択できないので、必然的にインテリアはブラックになってしまった。
    せっかく質感を上げていても、ブラックでは地味でもったいない印象を受ける。本当は輸入車にあるようなホワイト系のインテリアにしたかった。
    アンビエントライトもほとんどついていないため、夜の車内はかなり暗く、面白さもない。
  • ハンドル
    ハンドルに関しては、MINIのほうが質が高い印象。
    一応、本革は使用されているが、全体にただ革を巻きましたという残念な使い方。
    また、車体サイズを考えると、ハンドルはもう一回り大きく、太いもののほうが高級感が出る。
    実際、運転しているときもハンドル操作には人工感があり気になる。切り出し時、あそび量を超えたところで固いポイントがあるが、そこを超えた瞬間に、いかにもモーターで回転をアシストしているというような感覚を受ける。走行モードで重さは変わるが全体的に軽すぎる。まるで軽自動車を運転している軽さが残念。
  • 危険時のブレーキが急すぎ
    センサーが危険を感知した際には、自動でブレーキがかかるが、このブレーキングが急すぎる。突然、ドンッと鳴って止まるので、まるで何かにぶつかったような感覚になる。
    しかも、センサーの感知範囲がよくわからないため、例えば、通行人がいるのを把握している状態で、まだ遠いので大丈夫と思って動かしても、危険判定され、急ブレーキがかかることがある。
    ブレーキをかけるのは良いが、このぶつかったような急ブレーキは不便すぎるので、絶対に改善が必要。
  • スポーティな乗り味ではない
    試乗時から感じていたのだが、クラウンスポーツという名前の割に、乗り味は決してスポーティではない。MINIのほうがよっぽどスポーティな乗り味である。
    ドライブモードをスポーツにしても、走りは基本的に上質。固さやダイレクトな操作性といったものはない。
    エンジン音も別に聞いていて気持ちの良い音はしていないので、むしろ極力小さくさせたい。
    スポーツというよりクラウンと思ったほうが良い。
  • 思ったよりもパワーはない
    普通に街中で使用する分には十分だが、以前乗っていたMINIクーパーS(2Lガソリンエンジン)と比べると、パワーは弱い印象。
    パワートレイン自体は2.5L+モーターで性能向上しているが、車重が重くなっている分の影響だと思う。
    踏んだ時の加速感はMINIクーパーSのほうが力強い。
    これが気になる場合は、RSグレードのPHEVモデルを購入するのが良い。

細かい部分を上げるときりがないが、特に気になっているポイントを記載した。

悪い点のほうが、項目としては多くなるのだが、それを踏まえても購入したいと思えるようなデザインをしているのが、この車の最大のメリットだと思う。

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